年始から2月の中旬までの期間限定のお菓子にガレット・ド・ロワというものがあります。
直訳すると「王様パイ」。
アーモンドペーストが入ったパイで、その中に小さな王様のおもちゃが隠されているのです。
数人で取り分けて食べ、王様が入っていた人はその年の王様になれる、というもの。
そして王様になった人は付属の冠をかぶる、というイベント菓子です。

特に子供達に喜ばれそうなお菓子ですが、大人たちも大好き、真剣にカットされたお菓子を選んで楽しんでいます。
最近は日本でもフランス菓子のお店やパン屋さんで見かけるようになってきたので、年明けに楽しまれたご家族もいらっしゃるかと思います。
このお菓子、スイスではパイの他にパンにアレンジされたものが売られています。

ぶどうの入った生地の上にスライスアーモンドが乗っています。
柔らかくて食べやすく、朝食代わりにも。
日本のバターロール(干しぶどう入り)に似ています。




王様はこんな感じです。
今年はすでに3回ほど食べたのですが、未だ王様にめぐまれず…「全部一人で食べちゃえば確実だよ」という夫を横目でジロリ。
ヨーロッパ風「おみくじ」をもう少し、楽しもうと思います。


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