マーベル・シネマティック・ユニバーズの新作「ドクター・ストレンジ」。
ニューヨークやイギリスでもロケが行われましたが、ネパールのカトマンズもロケ地の一つです。

実は、原作のマーベル・コミックでは、ドクター・ストレンジが魔術の修行をするのは、チベットでした。
チベットの老師であるエンシェント・ワンに師事する設定です。
しかし、中国のチベット自治区では、現実問題として、映画ロケは難しいという理由もあるのでしょう(チベット自治区では、観光旅行ですら、厳しい制限がつけられています)。
映画では、舞台をカトマンズに移して、カトマンズで修行するという設定になっています。

交通事故により、両手の神経をやられた天才外科医ドクター・ストレンジが、下半身付随の男を治したといわれる伝説の魔術使いを求めてやってくるのがネパールのカトマンズというわけです。
魔術使いの老師を求めてカトマンズの街を彷徨う、カンバーバッチ扮するドクター・ストレンジ。
カトマンズ旅行に来たことがある人なら、その背景の景色には見覚えがあるはず。

パシュパティナートや、カトマンズのアサン〜インドラチョーク近辺の風景が、 妖しげな雰囲気で描かれています。
もちろん、映画ですから、演出も加わり、実際のカトマンズ以上に妖しげな雰囲気が醸し出されていますが、知っている風景が画面に出てくるのは面白いものです。
この映画では、カトマンズと対局の雰囲気をもつニューヨークの高層ビル群のシーンも出てきますが、そのギャップや映像の美しさも見どころのひとつ。
ネパールに来たことがある人はもちろん、ネパールに興味があってカトマンズの雰囲気を知りたい人にも、ぜひ見てほしいおすすめの映画です。




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