日本でも、少しだけ名前を聞くことが増えてきたイベント、イースター。
キリストの復活を祝うクリスチャンの祝日で、キリスト教徒が多いアメリカでは、クリスマスと同じくらいに重要なイベントです。
イースターは、毎年祝日の日付が変わるのですが、その祝日の出し方が、ちょっと興味深いのです。

日本で多く案内されているのが、『春分の日の後の最初の満月のすぐ後の日曜日』という説ですが、少しだけ違っています。
正確には、『3月21日より後の、一番早い教会歴満月の日の後の最初の日曜日』なのです。
ですから、イースターが近くなると、『今年の満月は~日ですが、教会歴の満月は~日なので、今年のイースターサンデーは、~日です』というちょっと変わったアナウンスの天気予報を聞くことがあります。




実際の月の満ち欠けではなく、教会歴を計算して満月日を出すという方法のため、祝日は計算をして出します。
Computusと呼ばれるその計算方法があまりに難解で聞いたこともないというアメリカ人も多いのです。
幸い、しばらく先までイースターの日付は判明しているので、カレンダーで確認するだけで済みますが。
興味があれば、調べてみてはいかがでしょう。
数学の方程式のようなものが、ずらずらと出てきます。


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