
イタリアの街を歩いていると、玄関やベランダなどにブルーかピンクのリボンを付けている家を見ることがあります。
これは、「Fiocco di Nascita(フィオッコ・ディ・ナッシタ)=生誕のリボン飾り」と呼ばれるもので、そのお宅に赤ちゃんが産まれた時にご近所へ知らせる古くからの習慣です。
ブルーが男の子、ピンクが女の子を意味しています。
もしブルーのリボンなら「ここには男の子が生まれたんだな」と誰もが分かります。
元々は、男の子が産まれた時の風習だったようで、ブルー(空色)には「天の神聖な力」を呼び込むパワーがあるといわれ、魔除けとして赤ちゃんを守るために飾られていたそうです。
飾りは色々な種類があり、最近は名前入りの飾りも多くなりました。
イタリアでは赤ちゃんが誕生する前に名前を決め、おなかの赤ちゃんにもその名前で呼びかけるので前もって名前入りの贈り物を準備できます。
イタリアの習慣あるあるでした!
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