イタリア人には2つ目の誕生日があるのをご存じですか?
「え、どういうこと?!」私も初めて聞いた時はそう思いました。

イタリアでは子供に名前を付ける時、「聖人」の名前を由来にすることが多いです。
フランチェスコ、ダビデ、アンドレアなどは全て聖人の名前ですね。
そして、カトリックの国イタリアの暦では、365日、毎日がいずれかの聖人に捧げられていてカレンダーに聖人の名前が記されています。
このことから、1つは自分の生まれた日、2つ目は自分と同じ名前の聖人の日が誕生日として祝われるのです。

例えば、マリアと名付けた子供が3月1日に誕生した場合、マリアの2つ目の誕生日は聖人カレンダーに基づき7月26日となります。
では、聖人から名前を取らない人、カレンダーに記されていない聖人はどうなるかというと、「2つ目の誕生日なし」もしくは「11月1日」が2つ目の誕生日になります。
日本人とイタリア人のハーフで日本の名前を付けた子供は2つ目の誕生日がありません。
日にちが固定なので年によって変わらないのもポイントです。


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