西暦を使う国が増えている昨今ですが、ネパールでは、今でも独自の暦を採用しています。
ネパールの政府が公的に採用している暦は、ビクラム暦と呼ばれるもの。
1年間が基本的に365日で12ヶ月あることは、西暦と同じですが、1年の始まりは、西暦でいう4月中旬。
ちなみに、現在は2074年で、西暦でいう2017年の4月14日は新年でした。




観光地である、ポカラのレイクサイドでは、ホテル協会が主催して、毎年ビクラム暦の新年に合わせて、ニューイヤーフェスティバル的な催しを開催しています。
カウントダウンコンサートは、今年も多くのネパール人で賑わっていました。
でも、実は、西暦の新年にも、ニューイヤーフェスティバルは開催されています。
公式の暦では新年ではないので、国民の休日ではないのですが、クリスマスやバレンタインデー同様に、西暦の新年のカウントダウンも、都市部では、すっかり定着してきました。

さらに、多民族国家のネパールでは、民族ごとの独自の暦と新年があり、そえぞれの民族ごとに、今でも、新年が祝われます。
一体、1年に何回新年があるんでしょうね?

新しいもの好き、お祭り好きなネパール人、お祝い事は年にいくつあっても楽しいものですが、新年がありすぎて、時間の感覚がちょっとおかしくなりそうな時もあったりします。


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