
時代のニーズに合わせて公共機関の名称が変わることがあります。
例えばフランス版ハローワークはASSEDIC(アセディック)とANPE(ア エヌ ペ ウ)という2つあった機関が、2008年に「Pôle Emploi 」(ポール アンプロワ)という1つの機関に、そして2024年1月からは「France Travaille 」(フランス トラバイユ)になりました。
そして気づかないうちに何度かマイナーチェンジをしている例が農業(関連の)省。
農業大国として敏感に時代の流れに対応しているのでしょうか。
2024年からは農業・食料主権省(Ministère de l'Agriculture et de la Souveraineté alimentaire)というのが正式名称です。
が、その名前の変遷歴を見てみると最近だけでも
2010、2012、2017、2022、そして2024年と、公民の先生泣かせ?の頻度なのです。

さて地方に目を向けると、創立300年の歴史を誇るブルゴーニュの大学が新たな一歩を踏み出しています。
かつてはその中心都市名を取り「ディジョン大学」と言いましたが、1984年にブルゴーニュ大学に、そして2025年1月からはブルゴーニュ・ ヨーロッパ大学という名称になりました。
国の枠を超え、近隣国の機関とコラボするなどグローバルなイメージをアピールしていくのでしょう。
名称変更に伴い、大学のプログラムの充実と同時に解決が必要な課題もあるようです。
例えば学生寮の数とその衛生管理の改善を求める声が上がっています。
パリオリンピックの際には宿泊施設のトコジラミ騒動が話題になりましたが、大学の寮でも同様の状況のようです。
これは大学の管理もそうでしょうが、様々な環境で育ち集まった学生側のモラルにも改善課題があると言えるでしょう。
外国籍の学生についての様々な事務手続きの効率化は恐らくいつの時代にもある課題でしょうか。
そんな中、ブルゴーニュ・ ヨーロッパ大学では大学グッズの変更も大急ぎで進行中のようです。
大学の学生はもちろんですが、お土産に丁度良いと、新しい名称になったロゴのトレーナーを着ている短期留学生の姿も見られます。
一生懸命勉強した思い出が詰まり、その時の社会状況の反映がうかがえる大学グッズは観光の
お土産にも勿論おすすめ。
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