
イタリアの床屋さんは「バルビエーレ」といいます。イタリア語でヒゲのことを「バルバ」といいますが、ヒゲを蓄えている男性が多いイタリアでは、髪の毛を切るよりもヒゲを整えることが多いようです。
ローマ郊外、マリーノにある小さな床屋さんは、カラフルなインテリアが印象的。子どもたちもたくさん訪れるため、飴やおもちゃも置かれていました。店主は、ローマの有名店で長年腕を磨き、数年前に自分の店を持ちました。床屋という職業を心から愛していて、年代物のドライヤーをオークションで競り落としては、店内に飾るのが趣味です。
髪のカットは10ユーロ(1,700円前後)、ヒゲを整えるのは13ユーロ(2,300円前後)。日本円に換算すると高くなりますが、現地の感覚ではかなり安価。そして手抜きをしないで、お客さんの要望をしっかり聞いて、髪やヒゲを整えてくれます。
イタリアの理髪師や美容師さんのあいだでは、日本製のはさみが大人気。このお店にも、富士山がデザインされた限定バージョンや、10万円以上したというメイド・イン・ジャパンのはさみがあり、店主の自慢になっています。

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