
ナイジェリア南西部、オンド州オウォで8月30日、「Igogo Festival」が始まりました。王妃オロンセンの物語を受け継ぐ「愛の祭り」とされ、600年以上の歴史を持つと主催者は説明しています。2026年は9月26日まで、王宮を中心に約1か月にわたって行事が続きます。
■ 最初は王宮へ向かう伝統行列
開幕日の8月30日は、Arigidi Uloroからオウォ王宮へ向かう最初の「Upeli」行列でスタート。9月にはさらに行列や王室儀礼が続き、レスリング、サッカー決勝、伝統的な髪型のコンテスト、ミス・オロンセンのページェントまで組まれています。
さらに卓球、スクラブル、モノポリー、チェスといった現代的な競技も日程に入り、古い祭礼だけを保存するのではなく、地域の人が参加する一大イベントへ広がっています。
■ 祭りの間は太鼓と帽子に特別なルール
特に興味深いのが、祭り期間中の生活ルールです。主催者によると、9月26日の最終行事「Ogwalopo」を除くそれ以前の祭礼では太鼓を打つことが禁じられ、祭りの周辺では男女とも帽子などの頭を覆うものを着用しない決まりがあります。
近隣の学校行事でも、Igogo Festivalの期間と重なるため日程変更を求める動きが出ており、祭りが観光向けの催しだけでなく、町の日常そのものに影響する存在であることが分かります。
■ 出店登録は約600円から
9月26日のOgwalopoには、団体や出店者が事前登録して参加できます。出店者の登録料は5000ナイラ(約600円)。団体用の指定席は5万ナイラ(約6000円)、ブース付き参加は25万ナイラ(約3万円)です。これは一般の入場料ではなく、正式に出店・団体参加するための料金です。
600年以上続く儀礼に、スポーツやゲーム、出店、ページェントを重ねながら現代の地域行事へ更新していくオウォ。Igogo Festivalは、伝統を博物館に閉じ込めず、町の暮らしの中で今も動かし続ける姿を見せています。
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