アメリカで生活していた時に、会社の寮でイタリア人2名のハウスメイトと日本人1名のルームメイトがいました。

私は日本人と2人でルームシェア、イタリア人は2人でルームシェアをしていて、リビングやダイニング、電化製品などは共同でした。

フロリダ(Florida)の夏は、日本と同じくらいじめじめしていて湿気がすごくて暑いです。
ですので、エアコンは必須なのですが、その温度設定でイタリア人のルームメイトともめました。

イタリア人のルームメイトは、基本18℃設定で、部屋中がキンキンに冷えます。
そんなに低い温度設定では結構つらかったですが、体が元気な時には何も言わずに合わせていました。

事件が起こったのは、私が40℃近い熱を出し、仕事を早退して帰宅した時でした。
日本を離れて、初めて体調を崩し、ベッドから動けないくらい辛かったので、エアコンの温度設定も25℃くらいにして掛布団に包まり震えていると、段々寒気が悪化していきました。
エアコンを切るしかないと思い、リビングに行くとビックリです、温度は「18℃」。やられました。

イタリア人のルームメイトに、高熱が出ていてかなり辛い事情をお話して、エアコンの設定をせめて「25℃」くらいにさせてとお願いしました。
彼女から返ってきた言葉は「私は18℃設定じゃなきゃ暑くて寝れないから18℃にする」でした。
もう、お手上げ状態です。

アメリカの生活の中で、初めて日本に帰りたいと思った出来事でした。
高熱の中、何度も夜にリビングに彼女が付け直したエアコンのスイッチを切りに行ったのでした。


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