ヨーロッパの多くの国では8月はバカンスになります。
スペインでも多くの人が8月にバカンスをとり、旅行などを楽しみます。
バルセロナはヨーロッパだけでなく、世界中でも有名な観光都市です。

バルセロナが観光に力を入れ始めたのは、バルセロナでオリンピックが開催された1992年頃からです。
多くの観光客を呼ぶ為にインフラ整備などを行い、その結果、観光客は年々増加しました。
観光客を増やす政策は成功したのですが、現在、バルセロナは観光客が引き起こす問題で頭を悩ませています。
スペインは失業率が高い国として知られているのですが、現在、地元住民のアンケートによると、困っている問題の一位は失業を抑え、「観光客が多すぎる」となりました。

これは、観光客が夜中でも騒ぎ地元住民が不眠症になる、道ばたにゴミを捨てるだけなく、排尿する観光客もいるほどです。
また、信じられないかもしれませんが、酒に酔った観光客が裸でスーパーに買い物に行くという事もありました。

この様に観光客が地元住民の迷惑になっている事から、壁に「観光客は帰れ」の落書きや、デモ運動まで起きています。
そのため、バルセロナ市では新規ホテルの建設を制限するなどの措置をとり、これ以上観光客が増えない工夫を始めました。

みなさん、バルセロナを訪れた時に他の観光客がどんちゃん騒ぎしていても、その雰囲気に飲み込まれず、節度ある行動で観光を楽しんで下さい。


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