どの街にも都市伝説の様な話が伝えられていますが、バルセロナにもあります。

カテドラルの右手にビスベ通り(Carrer del Bisbe)という細い通りがあります。
この道はかなり狭いのですが、ヨーロッパらしい雰囲気があり、また、写真スポットとしてもすてきな所なので、多くの人が通行しています。
この細い道はカタルーニャ州庁舎と大聖堂の一部の間にあり、それぞれの建物を繋ぐ小さな橋がかけられています。
この橋は1927年に建築家のJoan Rubiò i Ballver によって設計されました。
この橋の一部に短剣に貫かれたドクロが描かれています。
通常、ドクロは死を意味します。
また、短剣は非業の死や殺人を示唆します。
彼がイメージしていたデザインはそのまま生かされる事なく、外部からの意見で変更される事になりました。
この建築家はこの短剣に貫かれたドクロを残す事で、彼のイメージが殺されてしまった事を後世に伝えたかったのではないかと言われています。

またもう一つの話は、このドクロを見ると死んでしまうという言い伝えです。
これは、この橋で繋がれた建物に住んでいた男女が恋に落ちたのですが、禁断の恋であった為人目を忍んで合う姿を見られない為に作られたとも言われています。

あまり高い位置ではないのですが、少しわかりづらいかもしれませんが、この橋の下を通るときに探してみると面白いかもしれません。


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