中国で生活をしていると、ここ数年の間に病院や学校をはじめ、たくさんの施設に大きな進歩がみられます。

たとえば、その一つである「老人福祉」。

昔の中国の考え方は、「自分の次の世代のためにたくさんの財産を残すこと、そして、次の世代の人が安心して暮らすことができるように、自分は貧しく、次世代は明るい未来を。」といった考え方があったようですが、最近では老人福祉を利用して、老後の生活を満喫している人も少なくありません。と言っても、お金持ちの方だけに限る考え方で、まだまだすべての老人にこの福祉が行き届いているわけではないのですが…。

最近は、あちらこちらに「養老院」(ヤン・ラオ・ユエン)と言われる老人ホームのような建物が建つようになりました。この場所は、老人の方が安心して住むことができるように、たくさんの施設が整っていたり、独り身の老人が、お互いを支えながら生活できる場となっています。

施設自体も清潔で、快適に過ごすことができるので、若い人たちも安心してこの場所に自分の両親を預ける人も増えてきました。日本と比べると、まだまだ進歩してほしい中国ですが、少しずつ変化しつつあります。

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