公園にはベンチが付き物。お子さんが遊んでるのを座って待つお母さんや、営業の合間に昼食を取る会社員の姿はよく見かけるかと思います。ここバンクーバーでは、ベンチならぬ一人用のチェアがいたるところに見受けられます。公園内にはもちろん、公園の横を走る道路沿いに等間隔に置かれたり、住宅街に突如現れたり。だいたい二脚一セットです。

どういった人が利用するのか気になりますよね?観察してみると、買い物帰りにちょっと休憩しているおばあさんや、友達同士で楽しくおしゃべりしている女の子たち、コーヒー片手にまったりくつろいでいる年配のご夫婦など、利用者層は若者から高齢者まで多岐に及びます。あえて言うなら住宅街なので、「近所に住んでいる人たち」といったところでしょうか。

バンクーバーの人はこういった「ちょっとした息抜き」「ちょっとしたコミュニケーション」が上手なように感じます。それらはちょっとしたことではありますが、積み重なれば大きなものに。道でばったり友達に会うようなことがあれば、ちょっと座っておしゃべりに花を咲かせるのもいいかもしれません。


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