パリ(Paris)のマルヌ=ラ=ヴァレ=シェシー駅(Marne-la-Vallée - Chessy)にあるウォルト・ディズニー・スタジオ(Walt Disney Studios)のパーク内のトゥーン・スタジオ(Toon Studio)エリアにある映画「レミーのおいしいレストラン(Ratatouille)」をコンセプトに作られたレストラン「ビストロ・シェ・レミー(Bistrot Chez Rémy)」で出会った素敵なウェイターのお話をしたいと思います。




フランスで生活していて、アメリカで生活していた時に比べますとレストランなどでのサービスやホスピタリティはフランスの方がいいかなと思いましたが、やはり日本と比べてしまうと雲泥の差のように感じていました。

私自身もホスピタリティの仕事をずっと続けてまいりましたので、訪れる場所で受けた素晴らしいサービスなどは記憶に残っています。




ビストロ・シェ・レミーを訪れて、テーブルに案内して頂いた後、誰も注文を取りに来ていただいていない状態が10分くらい続きました。
どうしたらいいかわからない状態が続いたのですが、そこに一人のウェイターの方が話しかけに来てくださいました。

その方は他のテーブルを担当している方で、私たちの担当ウェイターは別の方だったそうですが、私たちが困っている姿に気づいてくださって、最終的には「僕が担当します」と言って下さり、彼が担当ウェイターになりました。




自分のテーブルも沢山あって大変だったでしょうに、料理の注文も、サーブもすべてが素晴らしいタイミングで、しかもトークも素晴らしく、ホスピタリティ力が高くて感動しました。

他のウェイターの担当するテーブルでのバースデーサプライズなどにも積極的に参加してゲストを楽しませていましたし、私達のテーブルでも優しく接してくださっていたので、何かお礼ができないかとチップをお渡ししようとしたのですが、フランスではチップ制じゃないから受け取れないと仰っていたので、レシートにメッセージを書いて、テーブルに少しだけ気持ちでチップを置いてレストランを後にしました。

フランスで生活していた中で受けた一番素晴らしいホスピタリティでした。


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