四川省・成都で、5月末からたくさん見かけるようになったラッピング地下鉄。日本では当たり前のようにラッピングバスや地下鉄を見かけますが、成都でこの企画は初めて。

ラッピング地下鉄と言っても、日本のように広告を載せるのではなく、中国語の勉強ができたり、文化を感じることができるラッピングがほとんどで、日本との差はまだまだあります。

最近利用した地下鉄の多くは、中国語の意味が書かれてあったり、孔子などの格言が書かれてあり、地下鉄に乗っている間に壁やドアに書かれた文章から知識を得ることができるといったものです。

この企画を通して、「親指族」(ムー・ジー・ズー)と呼ばれている、親指で携帯ボタンを押して、人に関心を示さなくなってきた若い人たちも、地下鉄の中では携帯よりドアに書かれている文字を見るようになってきました。

活字離れが進む中国の中で、中国の人が昔ながらの文化や本に触れる機会をもう一度得るチャンスになっているといったところでしょうか。

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