2018年の夏は雨続きで、出かける時にはいつも傘が必須でした。スコールのような大雨が急に降ってくることもしばしばで、そのせいか、いつもにぎわっている公園や広場に人がいないことも…。

成都の街の中心である「天府広場」(テン・フー・グアン・チャン)は、いつも多くの人でにぎわう代表的な場所です。中国人の尊敬する毛沢東の像もあり、市の中心に位置するこの広場は、かつてデモや民族抗争の中心地となってきた場所だけあって、多くの市民が憩う場所と同時に、警備の厳しい場所としても知られているところです。

その成都を代表する市場が、この長雨のせいで人が寄り付かない場所となっています。広場に見えるのは、黒い服を着た警備や警察官だけ。しかも、人民がいたとしても、足早に広場の中を駆け抜けて、地下の通路に潜ろうとしている人だけになっています。

足の踏む場もないほどでにぎわう「天府広場」のイメージが今年は見ることができません。10月1日の国民の大休日である「国慶節」の際までには、きっとこの広場に人民が戻ってくることと思いますが…。


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