“6e SENS”というレストランが面白いと聞いて、行ってきました。
真っ暗闇の中で食事をするレストランです。
スイスが発祥だそうで、世界中にいくつもあるそうですが、特別な体験ができると話題です。私も友人から教えてもらって、行ってきました!人気なので週末ともなると数週間前には予約がいっぱいになるそうです。

まずレストランに着くと、エントランスにバースペースがありますが、そこでコートや傘などを預け、携帯端末や電気のつくタイプの時計などはすべて電源を切るように言われます。
そこから、分厚いカーテンに区切られた向こう側のエリアが、真っ暗闇ゾーン。

上の写真はバースペースです。右手のカーテンの向こう側が真っ暗闇ゾーン。

カーテンをくぐると、そこは想像を超えた真っ暗闇でした。何も見えないのは当然ですが、目を開けているのか閉じているのかも分からない真っ暗闇。普通の暗い場所は、最初はどんなに真っ暗に見えても、だんだんと目が慣れて少しずつ見えてくるものですが、ここはいつまでたっても何も見えてきません。

席に着くのもトイレに行きたくなっても、ウェイターさんの肩につかまっていないと歩けないし、ウェイターさんを呼びたいときも、ウェイターさんの名前を叫びます。
そして食べ物も飲み物も、フォークやスプーンもどこにあるのかわかりません。
何も見えない暗い世界で、ウェイターさんだけが頼りという心境です。

こちらのレストランのメニューは、事前にアレルギーなど食べられないものだけ伝えておいて、あとは完全にお任せコース。
真っ暗闇の中で食事をすると、先入観がなくなって普段苦手なものが食べられるようになったり、視覚が遮られることで他の感覚が鋭くなって特別な感覚が味わえたりというのが人気の理由なんだそうですが、やはり、何も見えないながら手探りで口に入れ、「これ、何だろう?」と想像しながら食べるという、やはり特別な体験でした。

ところで真っ暗闇ゾーンでサーブしてくれるウェイターさんたちは皆さん全盲の方達だそうです。何も見えない状態でお客さんを案内したりお食事や飲み物をサーブできるのは、全盲の方達だけなんだそう。
実際、案内してくれる時も、サーブしてくれる時も、本当に見えているような対応なんです。
「ここに椅子があるからね」と手を取って案内してくれたり、「グラスを、こぼさないように目の前の壁際に置いたからね」などなど。

真っ暗闇の体験もとても衝撃的でしたがそれ以上に、全盲のウェイターさんの凄さに本当に感動した体験でした。


Copyright(C) wowneta.jp