中国でも有名なカラオケですが、週末など友達と映画を見た後に時間があるとカラオケに足を向けることがあります。中国語でも、そのままカラオケと発音されて大人気です。「日本がカラオケの発祥だ」と中国人の友人に言うと、「いや、中国が発祥だ」とかたくなに拒否され、この問題は堂々巡りになってしまうほど、中国人はカラオケが大好きです。

最新のカラオケ店に足を運んでみました。お店に入ると、サイドには1人カラオケのボックスがあり、すべてガラス張りで中が見えるようになっています。また、別料金で中央には舞台があり、キラキラ光る光の中でオンステージが楽しめるようにもなっています。

オンステージはプラス料金が必要ですが、日本に比べるとまだまだ低料金でカラオケが楽しめます。しかも、日本より大音量で、声が聞こえないほどのボリュームで音楽を流すことも可能です。音楽を聴いているのか、歌声を聴いているのかわからなくなることもあります。

中国人は日本人と違って、「本音と建て前」がありません。日本だと、会社の接待などで相手の歌が上手でないとしても、最後のフレーズまで付き合いますが、中国ではそのような習慣がありません。下手だと思うと、自分の携帯でゲームをしたり、トイレに立ったりと、自由気ままです。

また、日本人は歌が下手だと、歌うことを遠慮することがありますが、中国人にはそれがありません。マイクを持って、大音量で最後まで音をはずした自分なりの歌を歌い続けます。カラオケからも、日中の文化の違いをしっかりと感じることができます。

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