メキシコで風邪をひいたり、ちょっと熱があったりするときに勧められるものにマンサニージャ(Manzanilla)があります。
最初は得体のしれない飲み物に違和感を得るかもしれませんが、中身はカモミールティです。

 日本でもハーブティとして飲まれているものですが、メキシコでは万能薬のイメージがあり、ちょっとした病気はこれを飲むと治るといわれて勧められます。
日本でいえば葛根湯のような感覚です。
どこでも手に入れることができ、薬局ではなくスーパーの紅茶を販売しているコーナーにおいてあります。

 このお茶はスペイン統治時代に入ってきたもので、胃に優しく、心を落ち着けることができる効果があるといわれています。
はちみつやアニスと呼ばれるものが入ったものも販売されており、はちみつの入ったものは子供でも飲みやすいものになっています。
子どもたちは飲むときに砂糖を入れて飲みやすくする子もいて、メキシコの万能薬として小さいころから根付いています。


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