夏になると地元の人が愛する、夏限定のお菓子が売りはじめられます。その中でも、大人気のお菓子は「氷粉」(ビンフェン)。氷は一切入っていないのですが、なぜか名前は「氷粉」なのです。

屋台などで売られている氷粉。まずはベースとなるゼリーの味を選ぶことから始まります。クコの実味、サンザシ味など、ベースの味も中国独特の物が多く、決して日本人が慣れ親しんでいる味のものはありません。でも、体によさそうなものばかりの味がそろっています。

次に選ぶのはシロップ。甘めの黒砂糖味から、すっきり味のソーダ-味まで、好みを伝えることができます。そのあとに、屋台の人が手際よく、スイカやマンゴーなどの果物と、干果(ガンゴー)、つまりアーモンドやカシュナッツ、クルミなどをパパッと入れてくれて完成!

昔懐かしい味がして、お値段7元(約120円)ほど。暑い夏に、涼しい場所でこの氷粉をいただくと、体がすっきりするような気がします。氷粉売りは、公園にいたり、地下鉄駅やバス停近くにいたりしますが、路上をアナウンスしながら走っていることも。見かけたら食べてみてくださいね。


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