観光地などに行くと、アルミの長いお箸のようなものを「チャラン、チャラン」とならせながら歩いている人がいます。観光客にしつこく寄ってくるこの人達は専門の耳掃除屋さんで、観光客目当てにパフォーマンスをしながら耳を掃除してくれます。

これは伝統の耳掃除の仕方らしく、お客を椅子に座らせると長いアルミのお箸のようなもので耳の中を掃除し始めます。耳掃除は痛くなく、耳垢が取れているのかもわからないほどで、うとうとと居眠りをしてしまうほどの気持ちの良さです。10分から15分ほどで終わるのが一般的ですが、外国人の観光客が多い場所では1人5分ほどで終わり、次々に外国人観光客を呼び寄せようとする耳掃除屋さんもいます。

耳掃除の最後にアルミの長いお箸を「チャラン」とならせば、耳掃除終了の合図です。一回の料金は大人も子供も15元(約222円)。衛生が気になる人もいると思いますが、大体の専門の耳掃除屋さんは、一人の耳掃除が終わるとアルコールでアルミの長いお箸を消毒しています。またお願いすれば、掃除前にもう一度アルコールで消毒してくれるので、ある程度の清潔は保たれているのではないでしょうか。

最初は勇気がいるかもしれませんが、せっかく中国に来たのであればチャレンジしてほしいものです。


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