香港と日本は同じぐらいの経済レベルですし、物価も同じぐらいですし、街の様子は日本と変わりまりません。ショッピングセンターが並び、人々が忙しく歩く様子は同じです。
でも、香港の街を歩いていると、何か日本と雰囲気がちがうのですが、それはなんでしょう。街を歩く人が日本よりも多いとか、そういうこともありますが、街の風景で他に日本とちがうところがあるのです。

それは、街の中に、赤色があふれていることです。






赤は広東語では「紅色(ホン・シッ)」といいます。「紅色」は、中国では縁起がいい色なのです。

だから、お正月の飾りは紅色で埋めつくされますし、お年玉袋ももちろん紅色です。花嫁の中国式衣装は真っ赤です。さらに商売繁盛の色でもあるので、お正月だけではなく、お店の看板も紅色です。銀行、薬局、両替屋、マッサージ屋、レストラン、、、とにかく商売のお店はみんな紅色を使うのです。買い物をしたあとに入れてくれる買い物袋も紅色が多いんです。

日本では看板にはあまり赤を使いませんよね。でも香港では、とにかくなんでも紅色なのです。街歩きのときには、意識して見てみてください。紅色がたくさんあふれているのに気づくと思います。
ちなみに、、、もうひとつ。実は下着も紅色が縁起がいいとされていて、お正月前になると下着売り場には、紅色のパンツが並びますよ。


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