これは香港の中でも、ニューテリトリー(新界)と呼ばれる地区にだけある交通機関で、軽便鉄道(LTR)といいます。ニューテリトリーの中に、細かく路線がはりめぐらされていて、料金も安くとっても便利な庶民の足です。

一駅の区間はとても短く、次の駅が少し向こうに見えているぐらいです。徒歩でも5分ぐらいで行ける距離ですので、どれぐらい頻繁に駅が設置されているかおわかり頂けるでしょうか。

この軽便鉄道の特徴は、駅員さんがホームにいないことです。

ホームに券売機がありますが、券を買っても、誰に見せるわけでもなく、機械を通すわけでもなく、ただ手に握って乗ります。そして降りたら、その券は捨てるだけです。こんなんだったら、券、買わなくてもいいんじゃ、、、と思ってしまいますが、それはやってはいけません。駅員さんの抜き打ち検査があります。

券を毎回買うのは面倒ですので、香港人はみなオクトパスカードをいうものを使っています。プリペイドカードのようなもので、乗るときにこのカードをぴっと当てて、降りるときにもぴっと当てると、自動的に乗車した区間の金額が引かれます。

乗るときは赤い機械にオクトパスカードを当てます。降りるときは同じ形の緑の機械があるので、そっちへ当てます。






悪いことをするつもりはなくても、これ、ほんとに時々ぴっとするの忘れてしまうんですよ。でも抜き打ち検査で見つかると、「うっかり忘れました」という言い訳は通用しません。約5000円の罰金が取られますので気をつけましょう。


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