中国では国慶節や春節など、国を挙げた休日にはスーパーやデパートでセールが始まります。

その時にはスーパーやデパートの入り口に、お買い得商品が書かれた大きめの看板が立つのが当たり前で、お客はその看板の商品を確認してから目的のコーナーに向かうことが少なくありません。

国慶節の間に我が家ではお客様が絶えなかったので、ビールのストックがなくなってしまいました。次のお客様に出すビールを探していたところ、近くのスーパーに「朝日のスーパードライ」350ミリリットルが1缶2.9元(日本円で約45円)と書かれていたので、お店の開店に合わせて並んでビールを購入することになりました。

あまりの安さに、ビール3箱大人買いをしようという話になり、さっそくゲットしてレジに。でもレジでは通常の値段になっていたので、「安売りでは?」と聞くと、「いるの?いらないの?」と聞かれるだけで、安売りのことには何も触れられません。結局は「安売りかどうかは自分の仕事ではないので、ビールがいるかいらないかの判断だけしてくれ」と言われるだけで話になりませんでした。

この経験を振り返ると、おもてなしの日本とは違い、自分の仕事を淡々とこなす中国はお客のメリットなどをあまり考える習慣がありません。下手をすると今までの買い物で「安い安い!」と言いながら買っていたものも、結局はお得感がなかったのかもしれません。中国に来られた際には、レジでしっかりと値段を確認してから支払をしてくださいね。


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