春ころから見かけるようになっているのですが、夕方から夜の時間にかけて路上で物を売る少年たちがいます。

自分の使っていたぬいぐるみや、どこから買ってきたのか分からない小物を道に広げて、仕事帰りのサラリーマンが通るような道に座って売っているのです。

警察が監視しているようですが、それでもなかなか路上売りの少年たちは減りません。サラリーマンたちが何を売っているのか覗いてあげると、子供たちは「安いよ!いくらで買ってくれる?」と真剣に値段交渉をしてくるのです。

貧富の差がある中国の地域では、まだまだ子供たちが家族のためにお金を稼いでいるところも少なくありません。反対に発展した裕福な地域の子供たちは、「小公主」(シャオ・ゴンジュ/お姫様の意味)や「小皇帝」(シャオ・ファンディ/皇帝のようにわがままな男の子)が多く、自分の気に入らないことがあればすぐにキレる子供もいます。

その両方を見ると、なんだか心が傷んでしまうことが少なくありません。


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