様々なアトラクションやエンターテインメントが年々生み出されるラスベガス。

今回は、もうすぐニューヨークやドバイから世界最大の座から降ろされてしまうラスベガスの観覧車についてお伝えします。

HIGH ROLLERの高さは167メートル。2014年4月にオープンしました。
ちなみに日本最大の観覧車は東京葛西臨海公園にある117メートルで、2016年春大阪の万博記念公園付近にできる「レッドホースオオサカホイール」が120メートルを超える予定なので、日本一の高さは受け渡すことになります。2位がお台場の115メートルです。


さて、HIGH ROLLERが建っているのは、LINQというエリアの突き当たりです。

LINQとは、ストリップ通り(ラスベガスのメイン通り)に建つフラミンゴ・ホテルとクアッド・ホテル(旧インペリアル・パレス) の間の道路に沿って再開発された全長370メートルほどのエンターテインメント & ショッピング・プロムナードのこと。
その終点、つまり、ストリップ大通り側からプロムナードを歩き切った突き当りの場所に、この観覧車が建っています。






ただ、この立地。あまりお世辞でも良い立地とはいえなく、ストリップに面する箇所が狭くて分かり難く、突き当たりの観覧車の後ろは駐車場やゴルフコースと普通の住宅街。

LINQはストリップと比べて行き来する人が少なくて落ち着くという点はいいのですが、果たして採算取れているのか不安になってしまいます。

その切り札として、建設されたのがHIGH ROLLERなのですが、あまり集客に結びついている感じがしてきません。昼間$26.95、夜$36.95の値段設定が高いような気もします。






ですが、この観覧車。日本の観覧車とは一線を画し、なんと40人乗りです。
かといって、別に40人ギュウギュウに詰められることはありませんのでご安心を。
こんな大きな観覧車に乗った人はまずいないので、多くの人はこれだけでも乗る価値があるかと思います。












キャビンはシンプルで、7人ほどが座れるベンチが2つあるだけ。あとは天井の周囲部分に、解説や宣伝や高度などを表示するためのディスプレイ・モニターが8台。エアコンは完備されています。






メイン通りであるストリップ通り側も高度が半分程度の位置を超えるまで近くに建つフラミンゴホテルで見えませんが、それ以上の高さに達すると一気に視界が開け、北はウィンやパラッツォ、南は最南端のマンダレイベイまで、主要ホテルのほとんどを見渡すことができます。







ちなみに観覧車が一周まわるのに要する時間は約30分。もちろん各キャビン内にトイレはありませんので、事前に済ませておくのを忘れないで下さい。

今回は昼間の景色をお届けしましたが、乗ると決まったら、時間帯は夜間のほうがおすすめだと思います。



Copyright(C) wowneta.jp