12月から2月まで、中西部は本格的な雪のシーズンに入ります。冬は雪が積もって当たり前の場所柄、多少の雪が降ったくらいでは、中西部人の日常には何の変化も現れません。
ハイウェイや主要な幹線道路は、朝が来る頃には、除雪も済んでいて、それぞれが仕事や学校へ出かけていきます。

週末にかけて雪が降ると、ひと段落したころを見計らって大勢が公園へ出かけていきます。
お目当ては、ソリ滑り。
市や町が管理する大きな公園の一角には、冬場のソリ滑りのため、小高い丘が設けられているところが多く、たくさんの人で賑わっています。
スキー場などと違って係員などはもちろんいませんが、アメリカでは小さなころから公共の場でのマナーや振る舞いを厳しくしつけられるので、順番待ちなどもとてもスムーズです。

ソリ滑りに興味がない場合は、公園内のトレイルを歩くのもお薦めです。
見慣れた公園の風景が雪に覆われているだけで、まるで初めての場所のようで、ちょっと感動すら覚えます。
雪に残るウサギやシカの足跡を探すのも楽しいものです。




ただし、決して、トレイル以外の場所へは入っていかないで下さい。
雪の下の状況がどうなっているのか分かりませんし、迷ったり、けがをして戻れなくなってしまったら大変なことになります。
万が一の場合は、決して無理はせず、911に助けを求めてください。


Copyright(C) wowneta.jp