首都ワシントンDCの西側、ポットマックリバーの近くに、ギリシャ神殿と見紛うばかりの白亜の神殿が在ります。
その神殿の内部には、アメリカで最も有名な大統領と言われる、合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの像が鎮座しています。
リンカーンは、1865年4月15日、ワシントンDCにあるフォード劇場で、観劇中に暗殺されました。
合衆国史上初めて、暗殺された大統領です。
その1865年当時、アメリカには、36の州があり、リンカーン記念館を支える36本の柱には、リンカーンが暗殺された年に存在していた州の名前が一本一本記されているのです。




アメリカで最も有名な大統領の肖像は、1セントコインと、5ドル札にも使用されています。
現在のデザインは、それぞれが、表にリンカーンの肖像、5ドル札の裏がリンカーン記念館、1セント硬貨の裏がユニオン・シールドと呼ばれる盾の図柄になっています。
この1セントコイン、2010年にデザインの変更がされたのですが、それ以前は、こちらにもリンカーン記念館が刻印されていました。
まだまだ現在も流通しているのですが、お手元にリンカーン記念館のデザインされた1セント硬貨をお持ちの場合、目を皿のようにして見てみて下さい。
中央に、リンカーン記念館に座るリンカーンがデザインされています。
ただし、その大きさは米粒以下。
私には、点にしか見えないのですが、どうですか、見えますか?



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