ここマニトバ州には、日本のような整った公共交通機関がありません。
主な移動手段は車、タクシー、またはバスです。
タクシーは日本ほど高くはありませんが、やはり一番身近で利用しやすいのはバスです。
車を持っていない学生などは毎日公共バスを使って通学します。
そこで今回はマニトバ州のバスについて紹介したいと思います!

マニトバ州のバス、基本的には白で形は日本のものとほぼ同じです。
今回はマニトバ州と日本のバスをそれぞれ良い点悪い点、という視点で比べていきたいと思います。


後ろの降車ドア。黄色の部分を強く押して開ける
後ろの降車ドア。黄色の部分を強く押して開ける


まずマニトバ州のバスの良い点。料金が一律なところです。
どれだけ遠くまで乗っても$2.6(約220円)なのです。
さらには乗り換えが1時間以内だと、前のバスを降りる時に特別なチケットを貰うと追加料金なしで乗る事ができます!
そのため、買い物に出かけて、1時間以内に帰りのバスに乗る事ができたら$2.6(約220円)で往復できるのです!これはかなり便利です。

そして次にバス停の間隔が比較的狭い所は良い点ですね。
少し歩けばバス停があるので便利です!(街から離れると広くなりますが…)
そして、降車ドアが前と後ろにあるのでバスの中で混雑しません。(料金先払いシステムだから出来る事ですね!)後ろのドアは自分で開けないといけませんが。

そしてもう一つ。日本では降車するときは所々に設置されているボタンで知らせるのですが、こちらでは窓際に張り巡らされた黄色の紐を引っ張って、もしくはボタンで知らせます。
そのため、混雑したバスの中で近くにボタンが無い!どうしよう!という状況には陥りません(笑)


降車時に引っ張る紐
降車時に引っ張る紐


ですがその分悪い所もチラホラ。
まず停車アナウンスが分かりにくい。日本だと運転手さんが丁寧に「次は○○に停車します」とアナウンスしてくれたりしますが、こちらのバスは、録音されたアナウンスを流すだけ。
それにバス停の名前しか言ってくれません。「○○」という風に。
さらにバス停が分かりにくいのと間隔が狭いので、よく乗り過ごしてしまいます。

そして何が一番嫌なのかというと、日曜祝日のバスがほとんどないというところ。
ちなみに土曜日も平日の半分とかです。これには本当に困ります。
つくづく車社会なのを思い知らされますね。

こういう所もありますが、やはりマニトバ州の人々の生活の一部を担っている事は事実です。
良い点も沢山あるので、また日本とは違った雰囲気で楽しむ事が出来ると思います。


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