マレーシアの人たちもケンタッキーはよく利用するファーストフード店の1つです。
ただマレーシアでは「ケンタッキー」ではなく「KFC」と呼ばれています。
マレーシアのKFCでは社会貢献活動(CSR活動)の一環として1986年より聴覚障害・言語障害のある人たちが運営する店舗をオープンさせました。
それ以来、350人以上の方々がこの店舗だけで雇用され、現在ではクアラルンプール、サバ、サラワクでの3店舗が営業しているそうです。




お店に入ると、ファーストフード店ならではの声が飛び交うにぎやかさはなく、静寂の中で厨房での音だけが響きます。
お客さまは、注文を受けるスタッフにメニューを指で指し、数や特別なリクエストなどジェスチャーを交えながらほしいものを伝え、スタッフは一つ一つ丁寧に確認しながら注文を入力していました。
みんなコロナでマスクをしているので、口の動きが読めず大変だと思うのですが、それは微塵にも感じませんでした。

厨房でも無駄な動きは一切なく、あっという間に自分の注文した物が用意されていきます。
来店しているお客さまも多く、その上デリバリーの注文なども入っているのにそれぞれがしっかり力を発揮し、流れるように仕事が進んでいく様子は圧巻でした。
またぜひ来店したいと思います。

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