インド人は雨が好きです。乾期の間、全く雨が降らず、焼け付く様な暑さが一転、凄まじい雷鳴とともに降り注ぐ雨は、まさに恵みの雨。雨期でも一日一度ドザーっと降って止む。を繰り返すので傘を持ち歩かないインド人も多いです。

雨はボリウッド映画(インド映画)でも頻繁に利用されるマストアイテムで、「雨の中サリーを張り付かせながら踊るヒロイン」はもはや鉄板のセクシーさです。

そんな雨ですが、どうも加減を知らないと言うか、ONとOFFの差が激しく、中間がない。一度降り始めるとどうにもならず、これでもかとバケツの水をひっくり返した様な雨が降ります。

道路は冠水、車高が低いバイクやオートリクシャーのエンジンに浸水し、エンストしてやれやれ顔のドライバー、開きっぱなしの窓から容赦なく入り込んでくる雨と戦いながらのバス移動など、雨期のデリーの街はまさに「ツッコミどころしかない」状態で、笑い飛ばしたもの勝ちです。

かつて留学中のランチタイムに大雨になり、これじゃぁご飯食べにいけないよーと嘆いていたところ、先生が笑顔で「エンジョイ!」と。もちろん、ひざまで浸かりながら気合いで近所の食堂まで行きましたとも!

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