日本でも数年前に流行したデング熱。ベトナムでは1年通して感染する国民病です。特に雨季の季節は感染率が高いとされています。

実際にベトナムで生活をしていると「デング熱で入院した」という話しはよく耳にします。

実は先日デング熱の疑いがあり、ホーチミンの病院にお世話になりました。結果デング熱ではありませんでしたが、ドクターからデング熱について詳しくお話を聞くことが出来ましたのでご紹介します。






デング熱は蚊を媒介した感染症です。蚊に刺されると血管にデングウイルスが入り、発熱、発疹、全身がだるくなる、毛細血管が腫れる、白目が真っ赤に充血するなどの症状が現れます。血液検査でウイルス感染の有無が分かります。

残念ながらデングウイルスに対するワクチンなどはありません。安静のために入院しますが、特に治療を行うことはないそうです。まれに重症化し、輸血が必要となる場合があります。

ドクター曰く、「血液検査をしても治療するためのワクチンがないので、検査するだけムダですね」とおっしゃていました。デングウイルスに感染すると全身に痛みが伴いぐったりと動けなくなるようです。そして白目を見ればデングウイルスに感染したか分かるようです。






デング熱対策はとにかく蚊に刺されないことです。雨上がりの夕方は蚊が活動しやすい時です。またメコン河ツアーなどで川や山へ行かれる方も注意が必要です。
まず外出する際は虫除けスプレーをしましょう。もちろん長袖、長ズボンで過ごした方が良いですが、かなり気候が暑いので難しいかと思います。ベトナムでも虫除けローションはコンビニやスーパーでも簡単に手に入ります。

せっかくのベトナム旅行でデング熱に感染してしまったら、楽しい思い出も台無しになってしまいます。ぜひ虫除け対策を忘れずに旅行を楽しんでください。

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