大都市フランクフルトからローカル電車に揺られながら東に向かい20分。ドイツ・メルヘン街道のスタート地点、ハーナウに到着します。

メルヘン街道とはグリム童話の生みの親、グリム兄弟に由来する街やグリム童話の基となった伝説や言い伝えが残る街をつないだ、ハーナウからブレーメンまでの観光ルートのことです。夢いっぱいのこの街道は日本人観光客に大人気のようです。

メルヘン街道の中で人気なのは、音楽隊で有名なブレーメン、笛吹き男で有名なハーメルン、いばら姫のお城のモデルとなったザバブルクに白雪姫の伝説が残るバート・ヴィルドゥンゲンなどでしょうか。

実際に童話のキャラクターに扮した、豪華な衣装の人たちがそれぞれの場所で出迎えてくれるので、気分も盛り上がります!

このメルヘン街道での私のお勧めの街はシュタイナウ!
ここはグリム兄弟が幼少期を過ごした街として知られています。グリム童話自体のモデルとなった目立った伝説はないようですが、グリム兄弟がどんな子供時代を過ごしたかがよくわかる街です。

私がこの街をお勧めする理由はなんといっても木組みの家の美しさ! 街自体も小さいので、駅から徒歩で散歩がてらに20分も歩けば中心街についてしまいます。中心街は全て石畳の街で、昔ながらの木組みの家がずらっと並んでいるので、気分は中世ロマン!






小さい街ながら観光スポットも充実していて、グリム博物館やシュタイナウ城はグリムに関する展示がたくさんあります。グリム博物館の庭には人気童話のモチーフがいろいろと展示されていて、見ているだけで楽しくなります。さらに家族経営のマリオネットシアター「ディ・ホルツケッペ」もあり、グリム童話の人形劇を楽しむこともできます。

もちろんドイツ語での上映なのですが、人形たちの動きや声だけで思わず笑ってしまうほど面白い脚本になっているので、言葉がわからなくても十分楽しめます!

フランクフルトからの日帰り旅行にはもってこいのシュタイナウ。レギオナルバーン(中距離電車)で1時間弱です。大人だけでも、子供連れの家族にもぴったりの街なので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

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