ニュージーランドは、空気が澄んでいて健康的に過ごせそうなイメージですが、実は喘息患者がイギリスに次いで、世界で2番目に多いことで知られています。
小児喘息においては5人に1人という調査結果があり、実際に筆者の子供も2歳のときに小児喘息を発症しました。
喘息には遺伝的要素も強く関係していると言われますが、ニュージーランドでは環境的要因が大きいのではないかと言われています。

たとえば、古い家が多くカビなどが発生しやすいですし、カーペットが家中に敷き詰められている家が多いことも、喘息を発症する原因ではないかと言われています。
他にも、古い車が多く走っているので、その排気ガスや、農場に使われる除草剤や殺虫剤など、さまざまな環境的要因が考えられます。

そして、ニュージーランドで喘息だったのに、日本に帰国しているときは喘息が良くなるといった例も多いようです。
筆者の子供も、風邪ではない原因不明の軽い咳が1ヶ月以上続き、イタリアに滞在したときはぴたっと止まり、ニュージーランドに帰ってきて、また数日後に咳をし出したことがあります。
ニュージーランドにこれから移住を考える方で喘息やアトピーなどのアレルギーをお持ちの場合は、移住する前に試しに短期間暮らしてみたほうがいいでしょう。


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