中国の内陸部などでは淡水魚をよく食べますが、桂林市でとくに有名なのがハタという魚を使った火鍋になります。
このハタという淡水魚はおもに温かい地域でよく見ることができ、広東料理には蒸し魚やフライとして調理されることが多い魚です。

中国語では班魚(バンユ)といわれるこの魚は小骨が少なく、栄養価が高いために火鍋としても食べやすく桂林市ではこの魚を使った鍋が有名です。
この鍋の特徴は、薄くスライスされた魚をしゃぶしゃぶのようにスープにくぐらせてそのまま食べるという食べ方にあります。
淡水魚の多くは火を通すと身が崩れやすくなってしまいますが、ハタは身がしっかりしているので口当たりが非常に良いのも特徴のひとつです。
このスープは生姜などの薬味が効いており、淡水魚特有の臭いも気にならずおいしく食べることができます。

中国ではこの魚を食べると体の中から寒さを除き去ってくれる作用があるとされ、とくに冬場には多くの人がこの鍋を食べます。



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