10月1日から「ナヴラットリ」がスタートしました。ヒンディ語で直訳すると「9つの夜」。9日間の断食に入ります。断食と言っても一切食べないとかじゃなくて、いわゆるケガレを断った食事をする、という意味になります。

肉、魚などノンベジタリアン食はNG。酒もNG。にんにく、コショウ、ショウガなど刺激の強いスパイスもNGとなることがあります。フルーツはOK。

毎日日替わりで9人の女神様の日が訪れ、それぞれのテーマカラーがあるので、その色の服を着るとご利益があると言われています(よって、同じ様な色の服を来た女性を数多く見る事になる)。

ナヴラットリの「ナヴ」が「9」を表します。インドでは古来より9は「次のステップに進む生まれ変わりの数字」として特別な力があるとされています。実際、ヒンディ語での数の数え方も19、29、39など9のつく数字は、「20引く1=19」「30引く1=29」といい表されます。

さて、このナヴラットリの9日間が終わった翌日が「ダシャラー」という祝日です。ダシャラーの3週間あとに「ディワリ」がやって来て、インドのお正月を迎えます。インドはこれから年末商戦が活発になり、新車やPC、スマホなどの新発売が数多く行われます(iPhoneの新作は毎回この期間に発売開始されます)

これは、この期間に買い物をすると縁起が良いというヒンドゥ教の教えに則るもので、お財布がゆるくなるためです。

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