日本のユズは小ぶりでとても酸味がありますが、中国語の「柚子」はユズが大きくなったような「ブンタン」(ジャボン、ボンタンとも呼ばれます)のことを指します。
毎年10月前後になると販売され始め、この柚子だけをお店一杯に並べて売っている専門店もあるほどです。

果肉の味はグレープフルーツの酸味を抑えた感じで、甘みがありとても美味しく、中国でよく食べられています。
贈答用として食事に招かれた時など手土産に持っていくこともあります。
場所と大きさによりますが、価格は一個10元前後(150円)。
厚い皮はお尻の部分を十字に切れ目を入れると、手でむくことができます。
果肉一粒のサイズが大きいので、丸一個でもかなり食べごたえがあります。




果肉を食べた後の皮も食べられます。
皮の内側の白い部分は鍋に水を入れて3回沸騰させ、24時間あく抜きしてから、砂糖で煮て漬けにすることもできます。
皮もマーマレードにできるので、丸ごと一つ無駄がありません。
日本ではなかなか食べられない中国の「柚子」は、ぜひ食べてほしいフルーツです。


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