セーヌ川に架かる橋はパリの街歩きには欠かせないスポットですよね。さまざまな建築スタイルで、それぞれが独自の歴史を持っています。そして、そのなかでももっともきらびやかなのがアレクサンドル三世橋。

アレクサンドル三世橋はロシアとフランスの友好の証として建設されたものです。1900年のパリ万博の際にパリ市へ寄贈されました。

橋は中間に橋桁がなく、セーヌ川を一跨ぎにしているのが特徴的です。装飾が華やかなので、ウェディングなどのフォトスポットとしても人気です。



橋の四隅には大きな柱の上に金色に輝く彫刻が据えられており、見どころのひとつとなっています。彫刻はそれぞれ、「芸術」「科学」「闘争」「戦争」の意味を持っています。

また、柱の足元にもそれぞれ彫刻が設置されており、「中世」「ルネッサンス」「ルイ14世」「近現代」の4つの時代のフランスを表しているそう。彫刻は巨大でとても迫力があるのでぜひじっくり見てみてください。



欄干にはアール・ヌーヴォー様式の街灯が32本も並んでいます。夜はオレンジ色の明かりが灯って映画のワンシーンのような世界になってすてきですよ。

橋は右岸のグラン・パレと左岸のアンヴァリッドを結ぶ位置にあるため、観光ついでに通ることができます。近くを観光する際はぜひアレクサンドル三世橋を渡ってみてくださいね。

Copyright(C) wowneta.jp