モード専門の美術館として高い人気を誇るパリ装飾美術館。前回の記事では、現在開催中の特別展「80年代-フランスのモードとデザインとグラフィック-」をご紹介しましたが、今回は同時開催中の「ショッキング!エルザ・スキャパレリのシュルレアリストな世界」をご紹介したいと思います。



エルザ・スキャパレリは、イタリア出身のファッションデザイナー。個性的で大胆なデザインで注目を集めた人物です。

今回の特別展はスキャパレリの回顧展となっており、520点にも及ぶ数々のコレクションやアクセサリー、デザイン画などを見ることができます。



展示作品のなかには2019年からディレクターを務めるダニエル・ローズベリーらの作品も含まれています。



また、サルバドール・ダリなどアーティストとの交流も、スキャパレリの作品に影響を与えており、その関係性を垣間見ることができる作品も展示されています。



メゾンは1954年に一度閉店しており、2013年に新たなディレクターらを迎えて再スタートしています。再スタート後も、スキャパレリが築き上げたパンチの効いたデザインや色使いは受け継がれており、独特の世界観を存分に味わえる特別展です。

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