コロナ禍で長期間休業又はテイクアウトのみの営業期間を経てほぼ通常営業に戻っていたフランスの飲食業。
休業を利用して内装や施設の整備をした店舗も多く見られます。
営業再開後、外食を待ちわびていた顧客の歓談の声が響く店内ですが、全くの通常運転というわけにはいかないようです。

 2022年冬、フランス国内の原子力発電所の約半分が定期又は老朽化による点検作業で運転を停止している為、大々的に節電の呼びかけがされています。
この為カフェやバーで特によく設置されているテラス席で通常設置されていた暖房器具の使用が禁止されたのです。




 2022~2023年、フランスは特別な厳冬の予想は出されていません。
とはいえブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方では12月の中旬、既に終日0℃を下回る日も数日ありました。
湿度の高さも手伝って足元からじっとりとしみ込んでくるような重たい冷たさはなかなか厳しいもの。
ひざ掛けくらいではよほどのツワモノか、意志の強い喫煙者でもなければゆったりとコーヒーを飲める環境ではありません。

 とはいえ困難や試練は時に素晴らしいアイディアを生むきっかけになることも。
人々の息抜きや社交の場として欠かさない外食産業に生き残り、更には躍進の工夫が登場するかもしれません。

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