サンクスギビング・ディナーと言えば、何はともあれ、ターキーがなければ始まりません。
ディナーに来る人数に合わせて、1週間以上前から、準備が始まります。
通常ターキーは、カチカチに凍った状態で売られています。
サイズも豊富で、丸ごとであれば、小さなものは10パウンド(約4.5キロ)から、24パウンド(10.8キロ)を超えるものも。
副菜も大量に並ぶので、あまり大きすぎるターキーを買ってしまうと大変です。
ディナーの人数が10人前後であれば、12~14パウンド(約5.4キロ~6.3キロ)くらいのものがちょうどいいかもしれません。




ターキーの大きさが決まったら、早目に購入をしておきましょう。
なぜなら、凍ったターキーを冷蔵庫で解凍するのに、3日~5日ほどかかるからです。
伝統的なレシピであれば、解凍後のターキーを一晩塩味の濃いスープ液に漬けたり、焼く前のターキーにまんべんなくバターやオイルを塗りつけるという工程がありますが、いまは、この下処理までやってくれているターキーがお店に並んでいます。
このようなタイプであれば、手間が少し省けます。

調理前のターキーには、おなか部分に首とレバーが入っているので、忘れずに取り出してください。
そして、ペーパータオルなどで取り出した後のお腹の中をよーく拭いていてください。
その後は、スタッフィングという詰め物をおなかに詰めていくのですが、こちらも、インスタントの簡単なものから、玉ねぎや炒めたセロリにコーンブレッドを混ぜた本格レシピなど様々。
中には、丸のままのレモンをゴロゴロ入れるレシピも。お好きなものをお好みでどうぞ。

焼き時間は、ターキーの大きさや詰め物のありなしで変わってきます。
購入したターキーの袋に目安の焼き時間がかかれているはずなので、確認してください。
全体的に綺麗な焼き色がついて、温度計で165℉(約73℃)になれば焼き上がりです。
アメリカ人にとってのサンクスギビングディナーは、日本人にとってのおせちのようなものかもしれません。
大量にできたお料理を、家族で数日に分けて食べていくなんて、日本のお正月の光景そのままです。


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