半期報告書によると、42のA株上場銀行の上半期営業収入は2兆9000億元(約60兆2000億円)を超え、前年同期比で1%以上増加した。親会社株主に帰属する当期純利益は同0.8%増の1兆1000億元(約22兆8000億円)に達した。うち、工商銀行、建設銀行、農業銀行、中国銀行の上半期純利益はいずれも1000億元(約2兆円)を超え、6大商業銀行の不良債権率は低位を維持した。
中国銀行の代表者は「実体経済の質の高い発展を全力をあげて支持している」と明かした。6月末の時点で、製造業への融資は前年末比12.99%増加し、戦略的新興産業への融資は同22.92%増加しているという。また、「消費財買い替え」融資は前年通年比で3倍近く増加した。
ことしに入り、「新たな質の生産力」と関連した科学技術分野は多くの銀行にとって資金投入の重点となっている。6月末の時点で、工商銀行の科学技術への融資残高は6兆元(約124兆5000億円)で、年初より1兆元(約20兆8000億円)以上の増加となった。建設銀行の科学技術への融資残高は5兆1500億元(約106兆9000億円)で、前年末より16.81%増加した。農業銀行の科学技術への融資残高は4兆7000億元(約97兆5000億円)で、上半期に8000億元(約16兆6000億円)以上増加し、成長率は20%を超えた。
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