中国・鉄道貨物輸送量、1-10月は前年比3％増…過去最高＝中国報道

中国の国有鉄道会社である中国国家鉄路集団（以下、国鉄集団）によると、ことし1-10月の鉄道貨物輸送量は前年同期比3％増の33億7800万トンに達し、同期間の過去最高を記録した。

越境貨物輸送の伸びが顕著である。1-10月、「中欧班列」（中国-欧州）と「中亜班列」（中国-アジア）の累計運行本数は同7.8％増の2万8000本となった。また、西部地域から広西チワン族自治区を経由して国外に貨物を輸送する「西部陸新海ルート」の貨物輸送量が、同64％増加の累計120万TEUにのぼった。

重点物資輸送は優先通路を開拓した。同期間の石炭輸送量は17億3200万トンで、このうち発電用石炭が11億7800万トンを占めた。製錬用物資が同9.1％増、穀物輸送が同13.8％増で、安定した経済運行を支えた。

1-10月、鉄道・水運連携コンテナ貨物輸送量は同16.2％増の1425万8000TEUとなり、社会物流コスト削減に貢献した。