中国・ソフトウェア事業収入、1-10月は前年比13.2%増=中国報道
中国・ソフトウェア事業収入、1-10月は前年比13.2%増=中国報道
工業情報化部によると、ことし1-10月の中国のソフトウェアと情報技術サービス業(以下、ソフトウェア業)の運営状態は良好だった。

公開されたデータによると、1-10月の事業収入は前年同期比13.2%増の12兆5104億元(約274兆9000億円)、利益総額は同7.7%増の1兆5721億元(約34兆5000億円)だった。また、輸出額は同6.7%増の510億9000万ドル(約7兆9000億円)となり、8か月連続で成長傾向を示した。

分野別では、ソフトウェア製品の収入が安定的に増加した。同期間、ソフトウェア製品の収入は同11.2%増の2兆6504億元(約58兆3000億円)で、全業種総収入の21.2%を占めた。うち、基礎ソフトウェア製品が12.0%、工業ソフトウェア製品が9.9%、それぞれ増加した。

情報技術サービスの収入が2桁の成長を維持した。同期間、情報技術サービスの収入は同14.4%増の8兆6053億元(約189兆1000億円)で、全業種総収入の68.8%を占めた。うち、クラウドコンピューティング・ビッグデータサービスが13.4%増の1兆3078億元(約28兆7000億円)で、情報技術サービス収入全体の15.2%を占めている。その他、集積回路設計が17.2%増、電子商取引(EC)プラットフォーム技術サービスが12.1%増だった。

情報セキュリティと組み込みソフトウェアの収入が順調に増加した。同期間、情報セキュリティ製品・サービスの収入は同6.5%増の1810億元(約4兆円)、組み込みソフトウェアの収入は同9.7%増の1兆736億元(約23兆6000億円)にのぼった。

地域別のソフトウェア事業収入を見ると、東部地域が同13.6%増、中部地域が同12.9%増、西部地域が同10.8%増、東北地域が同9.1%増となった。東部地域は全国ソフトウェア事業総収入の83.5%を占めている。

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