<W解説>サッカーW杯、韓国が初戦勝利=決勝T進出確率「97.75%」の予想データに高まる期待感
<W解説>サッカーW杯、韓国が初戦勝利=決勝T進出確率「97.75%」の予想データに高まる期待感
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会で、1次リーグA組に属する韓国は今月11日(現地時間)、チェコとの初戦に臨み、2-1で逆転勝利した。韓国がW杯の1次リーグ初戦に勝利するのは2010年の南アフリカ大会以来。ソウル中心部のクァンファムン(光化門)広場に設けられたパブリックビューイング会場には平日の日中にも関わらず多くの市民らが詰め掛け、勝利に沸いた。

韓国は16年ぶりに無敗でアジア最終予選を突破し、11大会連続12回目のW杯出場を果たした。最高成績は自国開催だった2002年大会の4位。前回の22年大会では1次リーグを2位で通過したが、決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-4で敗れた。今大会、韓国はチェコのほか、開催国のメキシコ、そして南アフリカと同組のグループステージA組に属する。ソン・フンミン選手やイ・ガンイン選手ら世界レベルのタレントを擁し、若手の台頭も進んでいる。FIFA(国際サッカー連盟)ランクは25位。

11日、韓国はFIFAランク41位のチェコとのグループA第1戦に臨んだ。前半はスコアレスで終了。韓国は後半14分に先制ゴールを奪われるも、後半22分にイ・ガンイン選手のアシストを受けたファン・インボム選手がゴールを決め同点に。後半35分、途中出場のオ・ヒョンギュ選手がゴールへ流し込んで逆転した。これが決勝ゴールとなり、韓国は2-1でチェコに逆転勝利し、勝ち点3を手にした。通信社の聯合ニュースは「韓国は今回の勝利で32チームによる決勝トーナメント進出に一歩近づいた」と報じた。

試合後、ホン・ミョンボ監督は「初戦という難しい試合だったが勝利できてうれしい。選手たちを心から称えたい」と語った。逆転の決勝ゴールを決めたオ選手は試合後のインタビューに「言葉ではどう説明していいかわからないほどの感情だ」とした上で、「実は今日の試合前、体調がとても悪かった。熱が38度まで上がり、『今日の試合に出られるだろうか』と何度も考えた」と明かした。その上で「ここにいる全てのスタッフの皆さんやチームドクターの方々が手厚く看病して下さったおかげで今日こうして試合に出場でき、ゴールを決めることができたと思う」と感謝の気持ちを口にした。

この日、ソウルの光化門広場にはパブリップビューイング会場が設けられた。聯合ニュースがソウル市の発表として伝えたところによると、午後1時の時点で1万6000~1万8000人の市民が集まったという。市民らは「大韓民国」と張り上げ声援を送り、逆転勝利に歓喜に沸いた。聯合によると、友人と応援に来た30代の市民は取材に「本当に勝った。それも逆転勝ちだったので涙が出そうになった。暑くて大変だったが、情熱で乗り切った」と語った。

初戦勝利にイ・ジェミョン(李在明)大統領も自身のSNSに祝福のメッセージを寄せた。李氏は「標高1500メートルを超える厳しい環境の中でも集中力を失わず逆転し、国民に大きな喜びをもたらした」とし、「逆転ゴールが決まった瞬間、国中が共に歓声を上げ、一つになった」と称えた。その上で、「残りの試合でも自身に満ちたプレーと持ち前の闘志で、韓国サッカーの底力を存分に発揮してくれることを期待している」と投稿した。

韓国の次戦は南アフリカを下して勢いに乗る開催国メキシコと対戦する。メキシコはFIFAランク15位で、A組中、最も高い。一方、今大会に臨んでいるメキシコ代表は過去最も戦力が低いとの見方もある。

48チームが参加する今大会は各組3位までが決勝トーナメントに進める可能性がある。2勝すれば決勝トーナメント進出はほぼ確定するため、初戦を突破した韓国としてはメキシコ戦が大一番となる。

英データサイトOptaのスーパーコンピュータは、チェコ戦終了後、韓国のベスト32進出(決勝トーナメント進出)の可能性を97.75%と分析し、期待感が高まっている。この結果を伝えたスポーツ朝鮮は「事実上、トーナメント進出は問題ないという評価だ」と伝えた。さらに同紙は「ベスト16進出の可能性も43.88%へと上方修正された。第1戦の快勝がトーナメント進出への青信号となり、ホン・ミョンボ監督を笑顔にした」と続けた。
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