<W解説>サッカーW杯、韓国は1次リーグ敗退=現地メディア辛らつ「これが韓国サッカーの現在地」
<W解説>サッカーW杯、韓国は1次リーグ敗退=現地メディア辛らつ「これが韓国サッカーの現在地」
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会に出場していた韓国代表の1次リーグ敗退が27日(現地時間)、決まった。A組に属していた韓国は、同組3位、勝ち点3、得失点-1で終え、わずかに決勝トーナメント進出の可能性を残していたが、同日、K組でコンゴ民主共和国がウズベキスタンに勝利したことで、トーナメント進出圏外となる9位に転落した。韓国紙は「ワールドカップ出場が絶たれたのと同じくらい衝撃的な結果」(朝鮮日報)などと悲報を伝えている。ホン・ミョンボ監督は28日(現地時間)、辞任を発表した。

韓国は11日(現地時間)の1次リーグ初戦でチェコと対戦して2-1の逆転勝利をおさめ、幸先のいいスタートを切った。韓国がW杯の1次リーグ初戦に勝利するのは2010年の南アフリカ大会以来のことで、ソウル中心部のクァンファムン(光化門)広場に設けられたパブリックビューイング会場には平日の日中にも関わらず多くの市民らが詰め掛け、歓喜に沸いた。試合後、ホン監督は「初戦という難しい試合だったが勝利できてうれしい。選手たちを心から称えたい」と語った。逆転の決勝ゴールを決めたオ・ヒョンギュ選手は試合後のインタビューに「言葉ではどう説明していいかわからないほどの感情だ」と話した。初戦勝利にイ・ジェミョン(李在明)大統領も自身のSNSに祝福のメッセージを寄せた。李氏は「標高1500メートルを超える厳しい環境の中でも集中力を失わず逆転し、国民に大きな喜びをもたらした」とし、「逆転ゴールが決まった瞬間、国中が共に歓声を上げ、一つになった」と称えた。その上で、「残りの試合でも自身に満ちたプレーと持ち前の闘志で、韓国サッカーの底力を存分に発揮してくれることを期待している」と投稿した。

しかし、18日(現地時間)の第2戦ではメキシコと対戦し、0-1で敗れた。韓国は1954年の初出場以来、W杯の第2戦で勝利したことがこれまで一度もなく、「第2戦のジンクス」と語られてきた。韓国紙の中央日報は「72年間続く『第2戦のジンクス』を今回も破ることができなかった」と伝えた。

24日(現地時間)の第3戦では南アフリカと対戦し、0-1で敗れた。両者無得点で迎えた後半18分、韓国はFWタペロ・マセコ選手に左足シュートを決められ失点。リードを許した韓国は南アフリカの硬い守護ブロックを崩せず、無得点のまま試合終了となった。

南アフリカ戦に敗れ、1次リーグを3位で終えることになった韓国は、自力での決勝トーナメント進出を逃し、他グループの結果に運命を委ねる厳しい状況となった。今大会は3位でも計12チームのうち上位8チームに入れば1次リーグを突破でき、韓国は1次リーグの最終日が始まった時点でボーダーラインの8番目に位置していた。

わずかに決勝トーナメント進出の可能性を残していた韓国代表だったが、27日(現地時間)に行われたK組最終戦でコンゴがウズベキスタンに2-1で勝利したため、韓国はボーダーラインの各組3位の成績上位8チームから脱落。1次リーグ敗退が確定した。

韓国の1次リーグ敗退は2018年のロシア大会以来、通算9度目。韓国各紙は衝撃を持ってこの悲報を伝えている。通信社の聯合ニュースは「今大会は初めて出場国が48か国に拡大された。決勝トーナメントに進出できるのも16チームから32チームに倍増したが、惨憺(さんたん)たる結果に終わった」と報じた。スポーツ朝鮮は「天は韓国を見捨てた。あらゆるシナリオが排除され、韓国の2026年ワールドカップが終わる」と伝えた。OSENは、韓国代表チームが欧州主要リーグなど海外で活躍するスター選手を擁しながら結果を残せなかったことに、「恥ずかしいが、これがソン・フンミン、イ・ガンイン、キム・ミンジェ、イ・ジェソンなど世界的な選手がいる韓国サッカーの現在地だ」と指摘した。
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