16年ぶりに無敗でアジア最終予選を突破し、11大会連続12回目のW杯出場を果たした韓国代表チームは、ソン・フンミン、イ・ガンイン、キム・ミンジェ、イ・ジェソン選手など世界レベルのタレントを擁していた。
韓国は先月11日(現地時間)の1次リーグ初戦でチェコと対戦して2-1の逆転勝利をおさめ、幸先のいいスタートを切った。しかし、18日(現地時間)の第2戦ではメキシコと対戦し、0-1で敗れた。24日(現地時間)の第3戦では南アフリカと対戦し、0-1で敗れた。1次リーグを3位で終えることになった韓国は、自力での決勝トーナメント進出を逃し、他グループの結果に運命を委ねる厳しい状況となった。わずかに決勝トーナメント進出の可能性を残していたが、27日(現地時間)に行われたK組最終戦でコンゴがウズベキスタンに2-1で勝利したため、韓国はボーダーラインの各組3位の成績上位8チームから脱落。1次リーグ敗退が確定した。韓国の1次リーグ敗退は2018年のロシア大会以来、通算9度目。韓国メディアは当時、「韓国サッカー史に残る屈辱の日」(OSEN)、「『黄金世代』擁しながら最悪のW杯『自滅』」(ハンギョレ)などと、この悲報を伝えた。
敗戦を喫し、韓国内では、とりわけ指揮官だったホン・ミョンボ氏や大韓サッカー協会に対する批判が強まった。ホン氏へのバッシングはヒートアップし、SNSには誹謗中傷が溢れ、殺害予告も確認された。ホン氏の入店禁止を掲げる飲食店やコンビニも現れた。
ホン氏は先月28日、代表監督を辞任した。同日、記者会見し、「責任は全て監督である私にある」と陳謝した。
一方、韓国内では、大韓サッカー協会の運営や監督の選任過程などをめぐって大会前から不透明さが指摘されてきており、代表チームのW杯での早期敗退をきっかけに、協会への批判も再び高まることとなった。今月6日には、13年半にわたって協会の会長を務めてきたチョン・モンギュ氏が辞任した。
協会への批判が続く中、国会の文化体育観光委員会はチョン氏やホン氏らを呼び、聴聞会を開くことを決めた。監督の選任手続きや協会運営などについて国会レベルで点検し、協会の正常化に向けた方策を探るのが目的という。スポーツの問題を政治が扱うことには「政治ショー」との批判もあるが、韓国では世論の関心が高い問題を国会で取り上げ、関係者を呼んで責任を問うことは珍しくない。今回も聴聞会を開くことに疑問を呈する韓国メディアの報道は見当たらない。
聴聞会は本日22日に開かれる予定だったが、30日に延期された。
こうした中、北中米W杯の閉幕を受け、FIFAランクが21日、更新され、韓国は25位から七つ順位を下げて32位に後退した。韓国は2022年2月に29位となって以降、おおむね20位台を維持してきた、今大会の組み合わせ抽選が行われた昨年12月には22位、そして開幕直前には25位だった。韓国メディアの「Wikitree」は「グループリーグ敗退の代償」と指摘した。「スターニュース」は「韓国はアジア4位に後退し、日本(17位)、イラン(22位)、オーストラリア(28位)の後塵(こうじん)を拝する形となった」と伝えた。また、同メディアは「ベスト32入りした日本はアジア勢で唯一トップ20を維持した」と報じた。スポーツ朝鮮は「アジア1位の日本とはさらに差が開いた」とし、「韓国とは実に15ランクもの差がある」と嘆いた。
今回の北中米大会は参加チームを従来の32か国から48か国に拡大して開催されたが、韓国メディアの「OSEN」は韓国がFIFAランク「32位」に後退したことについて「過去の32か国制に換算すれば、本大会にすら出られない可能性もあるレベル」と批判した。
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