欧米諸国では、休日は日曜日ですが、日曜日が休日となったのは、キリスト復活の日である土曜日の翌日の日曜日を「主の日」と定めたことからきているそうです。
日曜日はキリスト教徒にとっては、教会へ礼拝に行く日でもあります。
が、世界中の国が日曜日が休みというわけではありません。
イスラム教徒が多いアラブ諸国では、集合礼拝が行われる金曜日を休日とする国がまだまだ多くあります。
宗教によって集合礼拝の曜日は違っているのですね。

そして、ヒンズー教徒が最も多いネパールでは、なぜか土曜日がお休みです。
ヒンズー教では、礼拝日は土曜日なの?と思われる方もいるかもしれませんが、ヒンズー教は、キリスト教やイスラム教のように集合礼拝の習慣を持ちません。
同じくヒンズー教徒の大多数を占めるお隣のインドは日曜日が休日です。
じゃあ、なぜ、ネパールでは土曜日が休日なのか、ネパール人に聞いても、これまたはっきりしないのです。
『インドが日曜日お休みなので、それと一緒にしたくなかったら』と答えたネパール人がいましたが、真意のほどは定かではありません。

理由はともかくネパールでは土曜日がお休みです。
ネパールの官公庁は金曜日は半休(半休と言っても2時〜3時ごろまでは開いています)、土曜日は休日となります。
金曜日は官公庁以外に、銀行なども平日より早めに閉まってしまいますので注意が必要。
ただし、外国政府の機関などは、それに習わず、自国の休日に従って動いています。
つまり、ビザの更新をおこなうネパールの入国管理局は金曜日が半休で、土曜日が休日ですが、在ネパール日本大使館は土日が休日ということ。
日本と勝手が違いますので、ネパール滞在中は、お間違えないようにご注意くださいね。


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