
観光中に頭を悩ませるのが食事。イタリアは「軽食」という概念が希薄で、レストランで食べるとなると量も価格もヘヴィになります。
というわけでランチはパニーノになることが多く、観光地にはパニーノ専門店もたくさんあります。

フィレンツェは有数の観光地。下手をすると貧弱なパニーノにとんでもない金額がついていたりします。
そこで宿の女将に「地元の人おすすめのパニーノ店」を尋ねたところ、迷いなく教えてくれたのが「Pan’ino」というお店。
ウフィッツィ美術館から徒歩で1分、お値段はそれなりですが、納得の質と味わいでした。

フィレンツェを州都とするトスカーナは、塩気のないパンが主流です。
味がしっかりついたローマのパンに慣れると物足りないのですが、そのぶん具材のおいしさを際立たせるというメリットもあります。

ウイキョウ入りのサラミとアーティチョークのパニーノを注文したのですが、アーティチョークのおいしさに驚愕。
同じ思いをするお客さんが多いらしく、店内では自家製アーティチョークの瓶詰をはじめ、お店オリジナルグッズを販売していました。
パニーノに12ユーロ出すのを躊躇する人も、その味を体感すれば納得できます。
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